JALは、9路線、ANAは、5路線に達しています。
関空でJALとANAは100億円以上の赤字を1年間に出してます。
朝、6時台の羽田行ANA便は、いつも空席が目立つと言います。
梅田から1時間というアクセスの悪さのため、6時台に乗れる人は多くないためです。
ANAの羽田行は1日7便ですが、6時台に3便が集中しています。
不思議だと思いませんか。
理由はこうです。
関空は、2007年に供用を開始した第二滑走路のある二期島の整備予算を財務省に認めさせるため、2008年度の発着回数の目標を135,000回に設定していました。
上記目標をクリアするため、国土交通省がJALとANAに減便しないよう要請し、仕方なく、収益の上がる路線からの羽田着便の邪魔をしない早朝に、設定しているのです。
しかし、JALとANAの我慢も限界にきて、冒頭書いたように、JALは、9路線、ANAは、5路線の減便、廃止となりました。
橋本大阪府知事は、伊丹空港の廃止を、検討すると発言しましたが、廃止しても関空の利用者増には結び付きそうもありません。
その理由は、・・・Checking to the blogranking今日のランキングは?
羽田線のライバルは、伊丹空港というより、新幹線のぞみです。
のぞみの所要時間は2時間25分、運賃14,250円です。
一方、飛行機は、所要時間は 1時間5分、運賃12,000円から15,000円です。
伊丹空港の場合、東京と大阪の都心まで各30分ほどなので、所要時間は約2時間で、これならのぞみに対抗できます。
関空の場合、都心から1時間なので、所要時間は2時間30分、鉄道運賃が1,000円かかります。
つまり、伊丹空港が廃止されたら、利用者は新幹線に流れ、関空の利用者は増えそうもありません。
関空の負債は1兆1000億円にもなっています。
不便な立地、高額な漁業補償金、予想を超えた建設費という、マイナス面を補おうと、着陸料を高額に設定しましたが、それにより、さらなる関空離れがおきてしまいました。
関空のタクシー乗り場は、閑散としています。
関空会社指定のタクシーのお迎え待機場所に並ぶとショバ代を千円も取られるので運転手から敬遠されているのです。
2006年2月には、神戸市営の神戸空港が開港しています。
関西3空港のうち、国際線は、関空しか就航していません。
まさに、航空行政のゆがみの極みです。
廃止すべきなのは、伊丹ではなく、関空のほうかもしれません。
皆様のご意見を、お願いいたします。
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仙台からだと成田行きはANAの1日2便のみですね。
関空の生きる道として、地方空港からのハブ空港となるとという方法も考えられますね。
地方空港から集客できれば利用者増になりますね。
ただ、サービス、料金など見直す必要があります。
しかし、それよりも、仙台空港などの地方空港にエアアジアXなどのローコストキャリアが、就航してクアラルンプール空港(マレーシア)やチャンギ空港(シンガポール)、インチョン空港(韓国)経由で海外に行くのが主流になるかもしれません。
仙台空港も現在は海外直行便は数えるくらい。仙台からは伊丹しか飛んでないので関空にしてもらえれば海外に出るのに便利です。仙台ー成田はほとんどとれないですし、新幹線だと移動だけで3時間かかるので大変不便です。同じような地方、あるんじゃないかな。
伊丹が廃港になって関空になったら名古屋の代わりに関空も使え、選択肢が増えて助かります。
(成田便がとれなくて仙台ー伊丹ー関空ーホノルルは本当につらかった・・・
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